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「売れるコピー」ってなんぞや?

      2017/06/02

こんにちは 
misego1
私の持論ですが、販促の世界には2つの言語が存在します。
1つは「お店さん言葉」、もう1つは「お客さん言葉」です。 どういうことかカンタンに説明すると、


◎「お店さん言葉」:お店さんがいいたいこと=売れないコピー
◎「お客さん言葉」:お客さんがしりたいこと =売れるコピー

です。この2つの言語は日本語とフランス語くらい、おそろしく別の言語です。
もう一度言います。日本語とフランス語くらい違います。
英語じゃないっすよ。英語ならちょっとは聞き取れるかもしれませんが、
フランス語ってさっぱりなにいうてるか一般ピープルにはわかりませんよね。

ほとんどのお店さんは「お店さん言葉」という言語、
つまりフランス語並みに聞き取れないコピーで
お店の商品やサービスのことを発信してしまっています。もったいない!


ちょっと例をあげてみますね。


あるスポーツクラブが、来店数をUPさせるために
営業時間をよる9時から10時に営業時間を延長したとします。

そのことを発信したいとき、こんなふうに書いてしまうのではないでしょうか?

”8月より営業時間延長!  よる9時 →10時まで”

営業時間がのびたというお知らせなので、
一見お客さんにとってのメリットを前面にうたっているかのようにみえます。

が、実はこれは完全なるお店さん言葉、売れないコピーです。

なぜでしょう? それはズバリ、主語が「お店」だから。

だってほら、8月より営業時間延長!したのは、「お店」ですよね。


残念ながら現代のお客さはとてもとてもお忙しいので、
ご自分が主語になっている言葉しか聞き取れなくなっています。

だから、あなたのお店が営業時間を延長したといわれても、
なにも意味が通じないんです。


ちょうどほら、フランス語でいきなり話しかけられても、
ひとっつも聞き取れないですよね? 英語ならまだしも…
それくらいナニイッテルノーシルブプレーなんですよ。



このことを解決するたった1つの方法をお伝えします。


お店さんは、いいたいことを「お客さん言葉」
という言語に翻訳してみてください。そしたら大丈夫です。

どうやるかっていうと、お客さんを主語にしていいかえてみればいいんです。
さきほどのスポーツジムの例で考えてみましょうか。

お店さんは8月から、営業時間をよる9時までを10時までに延長した(お店さん言葉) 

  ↓
主語をお客さんにして翻訳
  ↓

お客さんは8月から、仕事終わりの時間に通いやすくなった(お客さん言葉 )

いかがでしょう?
「仕事終わりの時間に通いやすく」といわれたとたん、
聞き取れるようになった気がしませんか?

 
整理すると


”仕事終わりの時間に通いやすくなりました!
(営業時間 よる9時 →10時までに延長)”


これがまさに、お客さん言葉=売れるコピー です。


よっぽど意識しないと「お店さん言葉」で発信してしまいますが、
しっかりお客さんを主語にした「お客さん言葉」に翻訳して発信してみてくださいね。

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はたぼう

販促コピーライター・代表取締役畠通株式会社
畠通株式会社代表取締役社長・販促コピーライター。米国DMA公認ファンダメンタルマーケター。京都市上京区にて印刷会社の営業職を7年経て大阪府高槻市で自営9年目。日本郵便主催第29回全日本DM大賞プログレッシブ賞受賞(2015)・第30回全日本DM大賞銀賞・日本郵便特別賞受賞(2016)・第31回全日本DM大賞入賞(2017)・全日本DM大賞二次審査委員(2020)。同志社大学法学部卒。

 - ダイレクトマーケティング

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