「仕事が楽しい」はホンマなのか?
昭和歌謡の味わい深さといったらないですよね
歌好きの仲間内で「北新地カラオケ部」というゆるいサークルをやっています。選曲ルールを設けてひたすら歌うだけの愉快な集まり。”昭和歌謡しばり”なんて回があり、昭和歌謡の歌詞の味わい深さ、表現の豊かさにしみじみします。選んだ曲の半分くらいが阿久悠の作詞というオチつき。
そういえば阿久悠先生作とは知らずに、前から特に耳に残るなーと思っていた歌詞があります。
青春時代が夢なんて/後からほのぼの思うもの/青春時代の真ん中は/道に迷っているばかり(『青春時代』作詩:阿久悠、作曲:森田公一)
初めて聞いたのはたしか小学生くらいだったような気がしますが、幼いながらやたら共感したのを覚えています。親戚やご近所のなかでいつも年少だった私は、「○○ちゃんはいいねえ~そんな若かったら毎日楽しいことばっかりや~」と年上のお兄さんお姉さんに言われて、「んなことないわ、毎日宿題大変やっちゅうねん!」 というささやかな反抗心を代弁してくれたようで少し胸がすっとしました。
20代は仕事で悩みまくる時期
今年になって20代の方々とお仕事させていただく機会が増えて、彼らから仕事観についてちらほらご相談お聞きします。●自分はこの仕事に向いていないんじゃないか、●もっと楽しい職場があるのではないか。若さゆえの不完全燃焼、よくわかります。
私はキャリアプランのプロではないので、聞くしかできませんが、まあ一つ言えることは、仕事の真っ最中に「楽しさ」を期待するのはちょっと違うということ。私の場合、どんな企画がいいだろうか、どこにふさわしいデータがあるだろうか、どう伝えたら直感的に響くだろうか、なんて床に穴が開くほどグルグルもがいて知恵を絞りだしています。
後からほのぼの思うものでしかないのさー
頭をひねったり仲間とぶつかったりしながらひと区切りして、ふと「ああ楽しかったなあ~と”後からほのぼの思うもの”」そんな感じがより正確な表現じゃないでしょうか。かくいうわたし自身、「仕事は楽しいか?」と聞かれると、ややこしいので「はい!」と即答させていただいてますけどね^^; ごめんなさい。
楽しそうに仕事している人をみると、確かにうらやましいよね~ けどしょせん隣の芝生ですから。●自分はこの仕事に向いていないんじゃないか、●もっと楽しい職場があるのではないか とお悩みのアナタ、とりあえず北新地カラオケ部で昭和歌謡においでよ。青春時代が夢なんて/後からほのぼの思うもの/青春時代の真ん中は/道に迷っているばかり 一緒に唄おー!
はたぼう
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