商才のある人
こんにちは、はたぼうです。
私の祖父は、地方で家具屋を営んでいました
祖父の店はとても繁昌していました
夏休みや正月休みのたびに田舎に帰ると
体育館くらいの広さのお店は
わたしたち子供の恰好の遊び場
売り物のたんすや戸棚で
いとこたちとかくれんぼし放題の
台車をスケボー代わりに
通路で鬼ごっこし放題の
ベッドでトランポリンし放題…
(よい子は売り物で遊んではいけません)
祖父はあまり体が丈夫でないので
外回りや納品はほとんどせず
体が大きく丈夫な祖母が担当していたそうです。
おばあちゃん、ほんとガタイの大きな人で
昭和のおかみさん! って感じでした。
そういえば加工場の職人さんたちに
大きな声でおばあちゃんが指示出してましたね。
ひょろっとした祖父はとても社交的で世話好きで
地域に顔がきいたようです。
仲人を頼まれることが多かったと聞きます。
何百組とお見合いのお世話をしたとか…
で、見合い話がまとまって
めでたく結婚となったらば
「婚礼家具一式はうちでぜひ」という流れで
家具がしぜんと売れていったらしい。
そしてその夫婦に子供が生まれたらベビーベッド
大きくなったら学習机
そんな感じでお店を繫昌させていったみたいですね。
祖父はわたしが小5のときに他界しましたし
わたしは外孫だったので交流は薄かったですが
商売人としてはほんと、
すごい人だったんだなと思います。
「仲人をつとめることで家具が売れる流れをつくる」
が彼の当初からの目論見だったかどうかはわかりませんが
祖父の生まれ持っての性分を活かした商いのしかただったことは間違いありません。
わたしは自分のどんなところを
あますことなく活かしていけるだろうか?
日曜の朝、なんとなく、そんなことを思ったもので。
はたぼう
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