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小室尚子さん(京都府綾部市/助産師)

      2022/04/04

女性のための起業塾(通称はたぼう塾)卒業生インタビュー

京都府綾部市にお住まいの助産師、小室尚子(こむろ・なおこ)さんをご紹介します。尚子さんは約13年の勤務助産師を経て2021年に独立し、ルル助産院をオープンされました。

ご自身も4人の子育て中の尚子さん。小さいお子さまがいるお母さんたちに、「子ども最優先の日々でも、まず自分を満たすことを意識してほしい」という気持ちで接しておられます。

そんな尚子さんに、起業への想いやこれからのことをお伺いしました。

 

助産師 小室尚子(こむろなおこ)さん 

ルル助産院 助産師 
京都府綾部市にて、4人の子育てをしながら、女性ならではのご相談やケアを行っています。

ルル助産院公式ホームページはこちら

助産師になろうと思ったきっかけは?

高3の保健体育科目で、ある日『お産を知ろう』という授業がありました。出産には以前から少し興味はあったものの「暗い・怖い・血が出る」と少し抵抗を抱きながら、助産院に見学へ。そこで見た光景は、想像を遥かに超えることばかり。“家族が産まれる”という神秘が、日常の延長にあることに衝撃が走り、直感的に「助産師さんになりたい!」と心に決めました。

 

助産師さんとして、お勤めから開業へと気持ちが移り変わられた道のりを聞かせていただけますか?

はい。看護学校に3年、助産師学校に1年通い助産師に。就職は、綾部市の市立病院へ。綾部は祖母が住んでいた縁でなじみがあったんです。そこで約13年間勤務し、4人目の出産を機に退職するまでお世話になりました。

それから、となりの市にある助産院へ。総合病院や市立病院と違い助産院では子育ての相談をうけたり、地域の方々との距離が近いんです。地域イベントのお手伝いや、地域で開業されている方とのお話はとても勉強になりました。

そうするうちに私自身も地域に貢献する働き方ができたらという気持ちが募り、地元の綾部で助産院を開業しようと決意しました。

2021年3月に開業したルル助産院(京都府綾部市)


院は“ルル助産院”という名前にしました。由来は2つあって、1つは、息子たちの名前「ハル・アカル・テル」に共通する“ル”を。もう1つは、この助産院に来てルンルン気分で過ごす女性が増えたらいいなという想いを込めました。

開業についてご家族はどんな反応でしたか?

夫には、とても支えてもらっています。私は昔から自分の本心を言葉にすることが苦手で、人の言葉を借りたりもしていました。そんな私を見抜くかのように、夫は「あなたはどう考えているの?」と常に私の根底にある声を引き出し、どんな時でも向き合ってくれます。夫は、地元で工務店を経営していて、助産院の改装もすべてやってくれました。家族全員のバックアップを受けられることに心から感謝する日々です。

ご自身の育児の秘訣はありますか?

家事は最低限しかしていません。4人の子どもたちのお世話は、きっと世間からすると少ない方で、両家の両親に思いっきり手伝ってもらってます。あとは、小学六年生の長男が、下の子どもたちの面倒をよく見てくれていますね。成長と共につどつど課題に面することはあれど、私自身が子どもたちとの時間を楽しませてもらっている感じです。あとは綾部の豊かな自然が、子どもたちをすくすく育ててくれています。田舎の子育てっておおらかでいいですよ。

 

今はどんな活動を主にしておられますか?

市が開催する妊婦さんへの授乳指導や子育て相談の場で、育児や成長に合わせた様々なアドバイスをしています。また座談会では、なかなか話すことのない生理や性の話などもテーマにしました。地域では珍しい、子育てに積極的に関わる男性ともお会いすることもでき、綾部も進化してきたなと感じています。地域の方々との交流の輪をじわじわと広めていけたらと思います。

 

はたぼう塾に入塾したきっかけは?

開業すると決めたものの、経営のノウハウはゼロ。悩んでいる中、旧友である畠中さんが、以前から起業女性のための塾をされている事をFacebook上で見ていたので、声を掛けさせて頂きました。

はたぼう塾では、集客や発信の勉強はもちろんですが、それ以上に塾生どうしのコミュニティがめちゃくちゃ魅力的です。自分らしく人生を楽しむお仲間に出会えて、多くの刺激をもらいました。ファッションのこと、美容や健康、BTSやダンスまで、まさしくルンルン気分になるコンテンツをたくさん提供してもらっています。

 

どんな助産院にしていきたいですか?

まずは綾部の方々にルル助産院の存在を知っていただきたいです。綾部の女性を元気にしたい!という気持ちが強いです。妊婦さんだけでなく、そのご家族とともに出産から育児まで、お子さんの成長と共に歩んでいけたらいいですね。将来的には、お産が出来る環境を整えられたらと。

また、これから初潮を迎えるお子さん、思春期さん、生理痛になやむ女性、妊娠したい方、したくない方、出産経験のない方、更年期の方などなど、多様な時代に合った、女性の一生のあらゆるシーンにそっと寄り添えたらと思います。


(取材・文/西原芽ぐみ、編集/畠中陽子)

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尚子さん、インタビューへのご協力ありがとうございました!
同級生のご活躍は、励みであり刺激になります。
これからもお互い自分の得意なことでますます才能を発揮してまいりましょうね!



★ルル助産院 助産師 小室尚子さん★

綾部の里山の風景、元気なお子さまたち、そしてなにより、尚子さんからのメッセージにとても癒されますよ♪

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はたぼう

販促コピーライター・代表取締役畠通株式会社
畠通株式会社代表取締役社長・販促コピーライター。米国DMA公認ファンダメンタルマーケター。京都市上京区にて印刷会社の営業職を7年経て大阪府高槻市で自営9年目。日本郵便主催第29回全日本DM大賞プログレッシブ賞受賞(2015)・第30回全日本DM大賞銀賞・日本郵便特別賞受賞(2016)・第31回全日本DM大賞入賞(2017)・全日本DM大賞二次審査委員(2020)。同志社大学法学部卒。

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