やりがいを搾取しない・させない

2022/03/11 2022/03/12

クリエイティブ業界によくあるのが
「将来の勉強になるから」とか
「ステータスのある仕事だから」といって、
タダまたはかなりお安く仕事を依頼されること。
長時間拘束されること。

いわゆる”やりがいの搾取”というものですね。

私の場合は幸い、
起業当初から発注主さんにめぐまれまして、
駆け出しにもかかわらず
十分な対価をいただくことができました。
本当にありがたいことです。

「こんなにたくさんいただいて申し訳ないです」
というのはたぶん、言ったことがありません。
「たくさんありがとうございまーす！！」
とは言ったことはいっぱいあります。

このへんのお金のブロック
（お金をもらうのは悪いことという思い込み）
があるかないかというのは、
自営が向いてるかどうかの
ひとつの大きな区分ですね。

売値を交渉することにとくに遠慮がないのは、
私自身がずっと営業職だったからだとおもいます。
営業は、交渉するのがあたりまえのカルチャーですからね。
そのへん、ツラの皮があついでございます、はい。

自分の会社も長くなってきて、
ずいぶんと発注も重ねてきました。

そのつど、ブレーンさんへの対価が
”やりがいの搾取”になっていないか、
相場をお支払いできているのか。
注意ぶかく確認するばかりです。
もちろん、経営者なので収支とのバランスあってのことですが。

やりがいを搾取しないこと、させないことが、
日本経済の価値をこれ以上下げないことにつながりますしね。
いいものは、安くないんだよー

あれ、お話し大きくなってきちゃった。まいっか。

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はたぼう

販促コピーライター・代表取締役：畠通株式会社

畠通株式会社代表取締役社長・販促コピーライター。米国DMA公認ファンダメンタルマーケター。京都市上京区にて印刷会社の営業職を7年経て大阪府高槻市で自営9年目。日本郵便主催第29回全日本DM大賞プログレッシブ賞受賞（2015）・第30回全日本DM大賞銀賞・日本郵便特別賞受賞（2016）・第31回全日本DM大賞入賞（2017）・全日本DM大賞二次審査委員（2020）。同志社大学法学部卒。