規格外の人って案外身近にいたりする
2017/05/31
今日の大阪は、日中30℃越え。
まだ5月やのに先が思いやられるなあ~
ホームで電車を待ちながら
吹き出る汗をぬぐおうと
カバンをごそごそ…
しまった、ハンカチ忘れた!
あ~あもう
こんなときに決まって思い出す
あのエピソード・・・
***
大学1年のある夏の日、
私は大学へ、オカンは買い物へでかけるため
私たちは駅前まで一緒に車で移動していた。
以下、車中の母娘会話
↓
オカン「しもた、ハンカチ忘れた」
私 「あら」
オカン「あんたの貸してくれん?」
私 「なんでやねん、忘れたんそっちやん」
オカン「ハンカチなかったら私困る~」
私 「私も困るわ! 笑」
注)
彼女はなかなかのワガママ女
自分の意志は何がなんでも貫く
オカン「え~貸してや~」
私 「だから、忘れたんそっちやろ? ティッシュとかないん?」
オカン「ちょっと、ティッシュなんかで汗ふいたら、毛羽が顔にのこるやん♡」
私 「なにそれ… 忘れたん… そっち…( ;∀;)」
・・・しばし沈黙・・・
私 「そしたら、駅前のデパートでハンカチ買ったら?」
オカン「あんた、買いたてのハンカチの汗吸わなさ、知らんのか!!」
私 「なんで逆切れやねん( ;∀;)」
・・・再び沈黙・・・
オカン「わかった! いい考えがある!」
私 「何?」
オカン「大丈夫大丈夫~♡ ちょっとあそこ寄ってからいこう!」
→駅前に着く
→デパートでオカン馴染みの手芸やさんにいく
オカン「〇〇さん(手芸やの店員さん)こんにちは~!」
店員 「あらいらっしゃいませ~いつもどうも^^」
オカン「ちょっとコレ貸してくれる?」
店員 「どうぞ~」
オカン「(私に)あんたのハンカチ貸して~」
私 「え、なにすんの?」
オカン「いいから、いいから」
ジョキジョキジョキジョキ~
(オカンが私のハンカチを手芸ハサミでまっぷたつに裁断する音)
私 「まじかーーー!!!」
オカン「ほれ、うまいこと半分になった。あんたどっちがいい?」
私 「う、、うん、、って、ええ?」
ちなみにその時私がもっていたハンカチ、こんなの
↓
全面にビーグル犬が描いてあるかわいいやつ
が、オカンはこう裁断した
横断されるビーグルの顔面
そして、彼女こう聞いた
オカン「あんた、頭の方と口と、どっちがええ?」
私 「…え…、え…、口にするわ…」
オカン「じゃあコレ口のほう。ほな私行くし。あんた、早よいかな学校遅れるで~」
そして
スタスタ去って行ったオカン。
すげえ、この人ほんまなんなん( ;∀;)
***
汗かいて、ハンカチ忘れるたびに、
あの夏のことを思い出します。
彼女のおかげで、
多少の理不尽には動じないメンタルをいただけました。
しかし、いくつになっても
あの発想と行動力には追いつける気がしません。
(母娘といえど、別個体ですのでね…)
なので思いっきり頼ることにしています。
ピンチのとき、いつも声に出して
「オカン助けて~!」と。
すると、不思議とぎりぎりイイ感じに
解決してくれます。
(ぎりぎりイイ感じ、というのがポイント)
さすがオカン!
ってまとまらんわこの話。
はたぼう
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