もはや同業他社だけがライバルではないですね
2016/09/12
「あなたのお店のライバルは?」
ときかれたら、いくつの店名をお答えになれますか?
・この地域で古くからあるXさん・・
・さいきん駅前にできた、フランチャイズのYさん・・
・同じくらいの年数、規模の独立系店舗のZさん・・
そんな感じでリストアップされるかもしれません。
栄枯盛衰。
同業他社はいくらでも湧いては消え、
そんななかでいかにして生き残るか?
(ライバルは誰なっしーー!?)
***
ここで、別の視点でお話しをしましょう。
もしもあなたが女性で、
月に2万円までなら”美容”のためにお金をかけてもいいとします。
すると、あなたが支払う”美容”に関するサービスには
ざっとこれくらいの選択肢があります。
●ジムでトレーニングする
●エステでリンパケアする
●美容院でカラー・カットする
●接骨院で姿勢を矯正する
●歯科医院でホワイトニングする
●化粧品店で買った美白美容液をぬる
●通販で買った酵素サプリを摂る
●薬膳料理を食べる
●補正下着をつける
・
・
・
どうやら果てしなくいろんなサービスがありそうです。
そしてサービスだけではなく、いろんな業種がありそうです。
つまり
ある生活者の”月2万円の美容代”に対し、
●ジム
●エステ
●美容院
●接骨院
●歯科医院
●化粧品店
●健康食品通販
●薬膳料理店
●下着ショップ
・
・
これだけの業種が候補として挙がってしまいます。
生活者であるお客さまは、
いったい、どの美容サービスが
ご自身のたいせつな月2万円の支出を
最大限に還元してくれるサービスなのか・・
見極めることは・・
ほぼ不可能です。
***
話をお店視点に戻します。
お伝えしたいのは、もはや
同業他社がライバルではないということ。
あなたが美容院を経営しているなら、
ご近隣のジム、エステ、美容院、接骨院、歯科医院、
化粧品店、健康食品通販、薬膳料理店、下着ショップ
これだけの業種がライバルになってしまいます。
これだけのライバルの商圏、料金設定、売上、もろもろ、分析できますか?
あーーーたいへん!
あーーーめんどくさい!
不毛です。
時間、労力がもったいないです。
お客さんにとっては、
「誰の」言うことなら信頼できるか?
「誰に」なら月2万円払っても惜しくないか?
それしか問題ではありません。
もはや同業他社だけがライバルではない・・
あの業界もこの業界もライバル・・
だったら、「ライバル」という発想、
いったん捨ててみませんか?
同じ土俵に乗るから「ライバル」
そこを超えれば「無敵」
無敵の境地にさっさと飛び出しちゃいましょう。
はたぼう
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