*

もはや同業他社だけがライバルではないですね

      2016/09/12

「あなたのお店のライバルは?」
ときかれたら、いくつの店名をお答えになれますか?

・この地域で古くからあるXさん・・
・さいきん駅前にできた、フランチャイズのYさん・・
・同じくらいの年数、規模の独立系店舗のZさん・・


そんな感じでリストアップされるかもしれません。


栄枯盛衰。
同業他社はいくらでも湧いては消え、
そんななかでいかにして生き残るか?
2015-05-10 11.10.27(ライバルは誰なっしーー!?)
***

ここで、別の視点でお話しをしましょう。

もしもあなたが女性で、
月に2万円までなら”美容”のためにお金をかけてもいいとします。


すると、あなたが支払う”美容”に関するサービスには
ざっとこれくらいの選択肢があります。

●ジムでトレーニングする
●エステでリンパケアする
●美容院でカラー・カットする
●接骨院で姿勢を矯正する
●歯科医院でホワイトニングする
●化粧品店で買った美白美容液をぬる
●通販で買った酵素サプリを摂る
●薬膳料理を食べる
●補正下着をつける
   ・
   ・
   ・

どうやら果てしなくいろんなサービスがありそうです。
そしてサービスだけではなく、いろんな業種がありそうです。

つまり
ある生活者の”月2万円の美容代”に対し、

●ジム
●エステ
●美容院
●接骨院
●歯科医院
●化粧品店
●健康食品通販
●薬膳料理店
●下着ショップ
  ・
  ・

これだけの業種が候補として挙がってしまいます。

 

生活者であるお客さまは、
いったい、どの美容サービスが
ご自身のたいせつな月2万円の支出を
最大限に還元してくれるサービスなのか・・


見極めることは・・
ほぼ不可能です。

***

話をお店視点に戻します。

お伝えしたいのは、もはや
同業他社がライバルではないということ。

あなたが美容院を経営しているなら、
ご近隣のジム、エステ、美容院、接骨院、歯科医院、
化粧品店、健康食品通販、薬膳料理店、下着ショップ


これだけの業種がライバルになってしまいます。
これだけのライバルの商圏、料金設定、売上、もろもろ、分析できますか?

あーーーたいへん!
あーーーめんどくさい!


不毛です。
時間、労力がもったいないです。


お客さんにとっては、

「誰の」言うことなら信頼できるか?
「誰に」なら月2万円払っても惜しくないか?

それしか問題ではありません。


もはや同業他社だけがライバルではない・・
あの業界もこの業界もライバル・・

 
だったら、「ライバル」という発想、
いったん捨ててみませんか?


同じ土俵に乗るから「ライバル」
そこを超えれば「無敵」
無敵の境地にさっさと飛び出しちゃいましょう。

The following two tabs change content below.
アバター画像

はたぼう

販促コピーライター・代表取締役畠通株式会社
畠通株式会社代表取締役社長・販促コピーライター。米国DMA公認ファンダメンタルマーケター。京都市上京区にて印刷会社の営業職を7年経て大阪府高槻市で自営9年目。日本郵便主催第29回全日本DM大賞プログレッシブ賞受賞(2015)・第30回全日本DM大賞銀賞・日本郵便特別賞受賞(2016)・第31回全日本DM大賞入賞(2017)・全日本DM大賞二次審査委員(2020)。同志社大学法学部卒。
アバター画像

最新記事 by はたぼう (全て見る)

 - ダイレクトマーケティング

お役に立てたらシェアしていただけると嬉しいです!
このエントリーをはてなブックマークに追加LINEで送る
SNSのフォローはこちら!

  関連記事