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ふつうのチラシを折って封筒にいれたのを「DM」だと思ったら大間違いです

      2014/09/30

2014-08-29 07.08.37
こんにちは

「ふつうのチラシをダイレクトメールでも送ろうと思っている」
ときどきクライアントさんにいわれることです。

すみません、それだけはほんまやめてください・・・。どんだけデザインが面白くてもどんだけコピーがシュッときまってても、DM用になっていないチラシを無造作に折りたたんで封筒にほうりこんだものは、残念ながらDMとはいえません。ただのチラシの折り紙です。

えーっとまずおさえていただきたいこと

●ふつうのチラシ
●DM用のチラシ(以下ブローシャー)

この2つの決定的な違いはどこにあるでしょう?

答えは・・・

「折り」を考えているかどうか

案外、知らない方も多いのでは?

ふつうのチラシは小さく折る必要がないので、「折り」のことは考えられていませんね。でもDMでは定型サイズの封筒に折りたたまないといけないので、「折り」に沿ったストーリーが展開されていきます。われわれDM制作者は、誰もがそのブローシャーを手に取ったら、同じ順番に読み進められるように緻密に設計していきます。


たとえば三つ折りであれば、表紙に導入キャッチがあって、扉ページでイントロがあって、全部広げて、さいごに裏表紙をみる、といったような決まった順です。手に取って開いていくにつれてその商品(やサービス)の概要が頭に入り、買いたい気持ちが高まってくる、申し込み方法が最後に目に飛び込んでくる、いますぐ電話してしまおう。。とこんなふうに「折り」を利用したストーリー展開をこれでもかと考えつくしています。


ところがふつうの平面広告をただなんとなく折って封筒にいれられてしまうと、同じ内容であっても、お客さんはどこから読んでいいやら困ってしまいます。いまのお客さんはとても忙しいからわざわざ自分で理解しようとして読んだりしません。だから、ふつうのチラシをそのまま折って封筒にいれたらいけないんです。確実に読まれずに、ゴミ箱直行、あ~あ、もったいない。

あなたのお店の大事な商品(サービス)をダイレクトメールでおとどけするなら、ぜひ「折り」の展開を意識してつくってみてほしいです。もうふつうのチラシをなんとなく折って封筒にいれたのを「DM」なんて呼ばないでくださいね。

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はたぼう

販促コピーライター・代表取締役畠通株式会社
畠通株式会社代表取締役社長・販促コピーライター。米国DMA公認ファンダメンタルマーケター。京都市上京区にて印刷会社の営業職を7年経て大阪府高槻市で自営9年目。日本郵便主催第29回全日本DM大賞プログレッシブ賞受賞(2015)・第30回全日本DM大賞銀賞・日本郵便特別賞受賞(2016)・第31回全日本DM大賞入賞(2017)・全日本DM大賞二次審査委員(2020)。同志社大学法学部卒。

 - ダイレクトマーケティング

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