90年前の重要文化財木造住宅を見学に
こんばんは はたぼうです。まず、このたび地震のお見舞いをくださった方々に心からお礼申し上げます。おかげさまで昨日から通常生活に戻りました。ありがとうございます。お気持ちほんとに嬉しかったです。
さて、6月の上旬、京都は大山崎にある『聴竹居(ちょうちっきょ)』という重要文化財の木造住宅を見学にいきました。そのレポートを残しておきます。
なにやら100年前、かなり資力のある建築家が「これからの建築は住宅だ」と、自らの住居を実験住宅にトライアンドエラーを繰り返したそうです。でようやく四軒目か五軒目に理想の家ができた、それが今回わたしが見学した木造平屋建て住宅『聴竹居(ちょうちっきょ)』です。数年前、両陛下も見学を熱望し訪れられたと聞いたことがあり、今回よきタイミングで予約しました。
外観はこのような佇まい。
ボランティアスタッフの方が90分間、熱量たっぷりに解説してくださって、窓に床に壁に天井になにもかもがこれでもかと緻密に計算した建築家と、それを見事に実現した宮大工の寸分狂わぬ職人技と、もう参りましたとしか言いようがございませんでした。室内写真アップNGなので話だけですみません、伝わりづらいですよね…
地中の冷たい空気を土管でひっぱってきた天然のクーラーがあったり、電気ストーブ、ヨーロッパ製の電源式の冷蔵庫と電磁調理器、生ゴミのコンポスト と最新すぎるシステムが完備されていました。
どこを切り取っても華美すぎず質素すぎず、なんともちょうどいい和洋折衷のあんばいで、来客接待より家族のくつろぎを優先した間取りや、採光と借景の絶妙な窓設計、遊び心たっぷりの建具… 現代テクノロジーをもってしても、今よりよっぽど先進的なように感じましたよ…
真に日本の気候風土に適した住宅とは?
建築家藤井厚二が徹底的に追求した90年前の木造モダニズム建築、よかったら見学いってみてくださいね
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私は衣食住でいくと「住」がいちばん好き〜 茶室みたいな空間で暮らしたいと常々思っております。限られた資源をどう活かすか、この国の風土に寄り添って暮らすとはどういうことか。それを日々模索しながら実践を繰り返すことが、いちばんの防災なのかもしれないな〜
はたぼう
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