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年賀状で販促する?しない?

   

年賀状の季節です。あなたのお店ではもう準備されましたか? 弊社では年賀状に必ず手書きを添えるのですが、来年のは手書きメッセージを添えるどころか、オール絵手紙です。だって、あたらしく買った朱色の筆をうれしがって使いたいもん! 消しゴムハンコ押したいもん! という単純な理由。はがきとたわむれるのが大いなる趣味なので、オール手書きでもまったく苦になりません、てへ。

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そういえばちょっと前に「年賀状でなにかおもしろい販促ありませんか?」とご質問いただきました。そうですね~、お店で年始になにかされたいとお考えでしょうか? イメージがあればお聞かせください、とお尋ねしたところ、うーん、せっかく年賀状出すなら、ただのご挨拶ではもったいないな~と思って…とのことでした。うんうん、お気持ちよくわかります。

せっかく年賀状出すなら=切手代をかけるなら、ただのご挨拶ではもったい=元をとりたい、とお考えになるのは、経営的にナチュラルなことだと思います。ならば、目的をきちんと設定してみられることをお勧めします。お客様に郵便物を送るときの目的は(請求書を除けば)大きく2つにわかれます。

◆お客様に郵便物を送るときの目的は、次の2ついずれか 1.購入目的 or 2.交流目的

1.購入目的:そのお便りを見て、何か買ったり、申し込んだり、お店に来ていただきたい
2.交流目的:そのお便りを見て、存在を思い出したり、親しみを持っていただきたい

こうして整理してみると、2つのいずれでも充分価値のある販売促進であることを確認できると思います。だから、あいさつ=もったいない、ととらえる必要はありません。具体的に何か購入をうながさなくとも、ご挨拶として年始の営業日を伝えるだけでも、お客様にはありがたい情報で、交流という目的が達成できますからね。

ちょっと応用のお話をします。勘のいい方は、次のことにも気づかれるかもしれません。

1.購入目的の郵便物:ダイレクトメール(セールスDM)
2.交流目的の郵便物:ニューズレター(会報誌)

ダイレクトメールとニューズレターってどう違うの? とモヤっとされていたかもしれませんが、「交流か購入か目的の違い」と思っていただくとスッキリしますよ。

◆お客様に郵便物を送るときの目的は、次の2ついずれか 1.購入目的 or 2.交流目的 
迷ったときは、ちょっと意識してみてくださいね。

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はたぼう

販促コピーライター・代表取締役畠通株式会社
畠通株式会社代表取締役社長・販促コピーライター。米国DMA公認ファンダメンタルマーケター。京都市上京区にて印刷会社の営業職を7年経て大阪府高槻市で自営9年目。日本郵便主催第29回全日本DM大賞プログレッシブ賞受賞(2015)・第30回全日本DM大賞銀賞・日本郵便特別賞受賞(2016)・第31回全日本DM大賞入賞(2017)・全日本DM大賞二次審査委員(2020)。同志社大学法学部卒。
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