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テレホンアポインター時代の黒歴史

   

2014-03-02 20.29.10

「もしもし、このたび医療保険のご案内でお電話しました。もうすでに医療保険はご加入かと思いますが…云々かんぬん」自宅の固定電話にまたかかってきた…テレアポ営業ってなんだかなあ。なぜ、見ず知らずのあなたに、・いま、医療保険をいくらかけているか ・いま、どこの光ケーブルに加入しているか ・お墓は用意しているか ・どこの株をもっているか 聞かれる筋合いがあるのでしょうか。


とかいいながら、かつて私も正社員でテレホンアポインターをやっていました。1日100本を1年間かけつづけたんですよねー。与えられた企業リストにひたすらダイヤルを回し続ける、受話器をおろすことは許されません。毎日の朝礼では、「ガチャ切りをおそれるなー!」「あいまいな答えにくらいついてアポをとれ!」といわれつづけるんですよ。うすうす違和感をもっていたんですけどね。

 

「うちはお店を構えているわけじゃないんだから、お客さんの方から来てもらえない。だからこっちからお客さんを見つけて積極的に勧誘しないと売り上げはつくれない」。ふーん…だからって…こんな風に押し売りみたいにしないと、お客さんはつくれないのかなあ? お客さんの方から欲しいと思ってもらって電話かかってくるようなしくみってできないのかな? そんなふうに上司に疑問をぶつけると、「甘い! それはCMとか広告出せる大きな会社のやり方。うちみたいな小さいところでは問題外!」と一蹴されちまいました…

 

そうなのか…お客さんの方から来てもらうのは、大きな会社しか無理なのか…がっくし。違和感あるけど、給料のために会社の方針に従うしかないわね~給料のためやもん。と勤め続けていた会社、結局1年で倒産したし! やっぱあの営業方法あかんかったんやん! というオチですわん。


かーらーの、今でございます!


見込みのお客さんをみつける、リピーターさんになっていただく。お互い不快な思いをすることなく、親切に丁寧に。そのしくみをつくること。たとえ大きな会社でなくてもできますもん。小さな会社でも、お客さんの方から「欲しい」っていって電話もらえるようにできるよ! アポインター時代の私に会ったら教えてあげたいなあ。

 

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はたぼう

販促コピーライター・代表取締役畠通株式会社
畠通株式会社代表取締役社長・販促コピーライター。米国DMA公認ファンダメンタルマーケター。京都市上京区にて印刷会社の営業職を7年経て大阪府高槻市で自営9年目。日本郵便主催第29回全日本DM大賞プログレッシブ賞受賞(2015)・第30回全日本DM大賞銀賞・日本郵便特別賞受賞(2016)・第31回全日本DM大賞入賞(2017)・全日本DM大賞二次審査委員(2020)。同志社大学法学部卒。
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