2020年3月読書サークルレポート
2020/04/23
ごきげんいかがですか?はたぼうです。
3月の読書サークルの報告です(3/14)
今回は、新型ウィルスの事情を鑑みて
オンライン会議システムZoomにて開催しました~
みなさん、この会でどうお伝えしようかと思って読むと
読み方が変わってきたそうです。確かに私もそうかも!
勉強になるなあ
ではさっそく今月の本、いってみましょー
『京都で考えた』吉田篤弘
★紹介者さんのご感想★
東京在住の作者が京都に来て古本屋や喫茶店を巡りながら考えたことについての本
書かれているのは「時間」や「記憶」という思索にとってはオーソドックスなテーマですが、普遍的なものを追い求めるのではなく、自分がどう考えるかといったことに終始していて、そこが逆に興味深かったです。決して難しくなく、一時間もあれば読み終えるような小さな本ですが、時々で読後感は異なる気がします。
わたしが今回印象に残ってるのは、「正解はない、と同時に正解はいくつもある、自分で考えることだ」です。(はっきりこう書かれてないけど、そう読みました)
『わたしを空腹にしないほうがいい』くどうれいん
盛岡の小書店「BOOKNERD」が刊行した、盛岡の歌人・くどうれいんによる言葉と食をめぐる記録。その日食べたもの、美味しい食べ方を知ったもの、CMでみたもの、記憶の中。日記という枠をぴょんと飛び越えて、自らの内と外、過去と現在を行き来しながら、とびきり自由に綴られた文章。日常の豊かさ、過ぎ去るものへの切なさが、独り言のように響きわたります。
『2030年の世界地図帳』落合陽一
SDGs、GAFAM、中国、サードウェーブの世界を俯瞰しわかりやすく解説。小・中学生から大人まで、それぞれの2030年に向けてのビジョンを作るために必要なデジタル地政学の考え方とは。地図で「世界」の行方が見えてくる!
『風のマジム』原田マハ
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ほんとうにあった夢物語
契約社員から女社長に――
実話を基に描いたサクセス・ストーリー。琉球アイコム沖縄支店総務部勤務、28歳。純沖縄産のラム酒を造るという夢は叶うか!
風の酒を造りたい!
まじむの事業計画は南大東島のサトウキビを使って、島の中でアグリコール・ラムを造るというものだ。持ち前の体当たり精神で島に渡り、工場には飛行場の跡地を借り受け、伝説の醸造家を口説き落として――。
★紹介者さん、沖縄の浜辺でこの本を読んだそう、うらやましー
『ミーナの行進』 小川洋子
美しくて、かよわくて、本を愛したミーナ。あなたとの思い出は、損なわれることがない―ミュンヘンオリンピックの年に芦屋の洋館で育まれた、ふたりの少女と、家族の物語。あたたかなイラストとともに小川洋子が贈る、新たなる傑作長編小説。第四二回谷崎潤一郎賞受賞作。
★穏やかな気持ちになれる物語、ちょっと閉塞気味ないま是非おすすめ、とのことでした^^
『跳ぶ男』 青山文平
藩の命運をかけ、少年は舞った。
荒涼たる土地に生まれた十五歳が、芸によって摑んだ一筋の光。
土地も金も水も米もない、ないない尽くしの藤戸藩に、道具役(能役者)の長男として生まれた屋島剛は、幼くして母を亡くし、嫡子としての居場処も失った。
以来、三つ齢上の友・岩船保の手を借りながら独修で能に励んできたが、保が切腹を命じられた。
さらに、藩主が急死し、剛が身代わりとして立てられることに、
そこには、保の言葉と、藩のある事情があった――。
★めっちゃ骨太な能楽小説で、一気読みできるそうです。わーこれはタイムスリップしたーい
『古典夜話: けり子とかも子の対談集』円地 文子,白洲 正子
未だに多くの謎を残す日本文学の最高傑作、源氏物語。描かれた女たちから見えてきた、いつの時代も変わらぬ人間の業。光源氏を演じた歴代歌舞伎役者たちの知られざる素顔。世阿弥の「作家」としての類い稀なる力量。「物の怪」とはつまり何なのか…。希代の女流作家と女性随筆家が、能、歌舞伎、文学などの古典名作の魅力を縦横無尽に語り合った、至福の対談。
★古典芸能に興味がある方、白洲正子さんに憧れる方におすすめー!
『あずかりやさん』大山淳子
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「一日百円で、どんなものでも預かります」。東京の下町にある商店街のはじでひっそりと営業する「あずかりやさん」。店を訪れる客たちは、さまざまな事情を抱えて「あるもの」を預けようとするのだが…。「猫弁」シリーズで大人気の著者が紡ぐ、ほっこり温かな人情物語。
★わあめっちゃ読みたいぞ!とさっそく私も
『山女日記』湊かなえ
こんなはずでなかった結婚。捨て去れない華やいだ過去。拭いきれない姉への劣等感。夫から切り出された別離。いつの間にか心が離れた恋人。……真面目に、正直に、懸命に生きてきた。なのに、なぜ? 誰にも言えない思いを抱え、山を登る彼女たちは、やがて自分なりの小さな光を見いだしていく。新しい景色が背中を押してくれる、感動の連作長篇。
★紹介者さんは、連作小説がお好きとのこと。いろんな視点を知れる、それぞれの真実が見えるところが魅力だそうです。
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以上9冊でした。
はじめてのオンライン開催、とても新鮮でした。
オンラインにはオンラインの、対面には対面の良さがありますね。
次回は4月11日午前中、梅田または状況によりオンライン開催します
ご興味ある方はお知らせくださいね^^
それではごきげんようです~
はたぼう
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