2020年6月読書サークル
2020/07/11
ごきげんいかがですか~はたぼうです。
3、4、5月とZoom開催しておりました読書サークル、
今月は集まれる方は集まって、オンラインと並行して実施しました~
先月のようすはこちら
みなさんの集合写真!
右上がオフライン組、左下はオフライン組の手元カメラ。
オフライン組の手元カメラは、持て余していたiPodtouchくんですよ
こんな風にテレビに画面とばしたらみんな見やすい。文明の利器、竹内力!
そんな今どきなセッティングで実施した2020年6月読書サークル、本の紹介いってみよーー!
佳代のキッチン (祥伝社文庫) (日本語) 文庫 – 2013/7/24
原 宏一 (著)
十五年前に失踪した両親を捜すため、持ち込まれた食材で料理を作る「移動調理屋」を始めた佳代。キッチンワゴンで両親ゆかりの地を巡るうち、一風変わった注文やちょっとした事件も舞い込むように。「ふわたま」「鮨天」「魚介めし」―もつれた謎と、人々の心を解くヒントは料理の中に?そして、徐々に明らかになる両親の秘密を追い、佳代が辿り着いた場所とは?
前回の読書サークルレポートをSNSでシェアしたところ、畠中さんこれ好きかもとおすすめしていただいた本。めっちゃおもしろかったです! 「移動する」「料理の細かな調理過程」「人探し」 という要素があって、ツボでした。森さんありがとうございまーす!雪の練習生 (新潮文庫) (日本語) 文庫 – 2013/11/28
多和田 葉子
膝を痛め、サーカスの花形から事務職に転身し、やがて自伝を書き始めた「わたし」。どうしても誰かに見せたくなり、文芸誌編集長のオットセイに読ませるが…サーカスで女曲芸師と伝説の芸を成し遂げた娘の「トスカ」、その息子で動物園の人気者となった「クヌート」へと受け継がれる、生の哀しみときらめき。ホッキョクグマ三代の物語をユーモラスに描く、野間文芸賞受賞作。
ホ、ホ、ホッキョクグマ三代のものがたりとな! クマなのに亡命? え、擬人化? いやいや、ほんとに動物のクマ? 安易に映像化できない世界観、文章表現ならではの往来が美しい独特のお話しのようでした。こんなご本に出合えるHさん、すごいなぁ。お母さまの本棚にあったとか。お母さまー!!銀の猫 (文春文庫)
朝井 まかて (著)
嫁ぎ先を離縁され、「介抱人」として稼ぐお咲。百人百様のしたたかな年寄りたちに日々、人生の多くを教えられる。一方、妾奉公を繰り返し身勝手に生きてきた自分の母親を許すことが出来ない。そんな時「誰もが楽になれる介抱指南書」作りに協力を求められ―長寿の町・江戸に生きる人間を描ききる傑作小説。
短編集。猫好きのHさん、猫のイラストが載ってるから買われたとか。しかし「銀の猫」は猫の値付けのことだったらしい… 紹介者さん的に、まかてさんの本は長編より短編集のほうがお好みに合ったそうです。騙し絵の牙 (日本語) 単行本 – 2017/8/31
塩田 武士
大手出版社で雑誌編集長を務める速水。誰もが彼の言動に惹かれてしまう魅力的な男だ。ある夜、上司から廃刊を匂わされたことをきっかけに、彼の異常なほどの“執念”が浮かび上がってきて…。斜陽の一途を辿る出版界で牙を剥いた男が、業界全体にメスを入れる!
ラジオで紹介される本を読むことが多いというKさん。好きなDJさんみたいに本を紹介できるようになりたいそうです。DJさんってほんと、上手ですもんね~ この本は、俳優の大泉洋さんにあて書きされた物語だそう、そんな書き方あるんですね! あらすじ聞いててわくわくしました。これは読まねば。きょうの猫村さん 1 (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2005/7/14
ほし よりこ (著)
主役は猫の家政婦「猫村ねこ」。昔かわいがってくれた坊ちゃんを探すべく、犬神家に奉公することになるが・・。家庭崩壊しつつある一家を猫村さんが救う!えんぴつの線画がほのぼのとした味わいをかもし出す。
猫好きのKさん、寝る前にこのマンガ読むといい夢みれそう~だそうです。いま松重豊さんでドラマ化されてますよね? キャスティングどうですか? と聞いたら、完璧! だそう。猫の家政婦がふつうに人間界に存在してるなんて設定がおもしろすぎますね。家政婦なのにときどき猫っぽく爪研いだり四足歩行するらしくて、そんなん絶対おもしろいやん!樹木希林 120の遺言 ~死ぬときぐらい好きにさせてよ (上製本) (日本語) 単行本 – 2019/1/28
樹木 希林 (著)
「楽しむのではなくて、面白がることよ。
面白がらなきゃ、やっていけないもの、この世の中」
女優の樹木希林さんが2018年9月15日に他界されました。
本書は樹木さんが生前に遺した120の言葉を掲載しています。
老い、孤独、病い、仕事、家族、夫婦関係……誰もが人生で直面する
「壁」をどう乗り越えればいいのか――。
きっと樹木さんの言葉がヒントになるはずです。
『NHKスペシャル「”樹木希林”を生きる」』や朝日新聞の連載「語る 人生の贈りもの」
のインタビュー、雑誌、専門誌、フリーペーパーでの発言に至るまで、
多岐にわたるメディアから、心に響く樹木さんのメッセージを厳選しました。
両性具有の美 (新潮文庫) (日本語) 文庫 – 2003/2/28
白洲 正子 (著)
光源氏、西行、世阿弥、南方熊楠。歴史に名を残す天性の芸術家たちが結んだ「男女や主従を超えたところにある美しい愛のかたち」とは――。薩摩隼人の血を享け、女性でありながら男性性を併せ持ち、小林秀雄、青山二郎ら当代一流の男たちとの交流に生きた白洲正子。その性差を超越したまなざしが、日本文化を遡り、愛と芸術に身を捧げた「魂の先達」と交歓する、白洲エッセイの白眉。
これは…土曜の爽やかな朝にご紹介するには気が引けるんですが、とMさん。いやあ、本当にすんごい内容でした。パンドラすぎる! 性別をはるかに超えたところにある”美の継承”…そういう解釈もたしかにあるのかも…いや女の私にはよくわからない世界…よくわからない世界があるということはわかった…日本は曖昧・寛容の美学なんだなぁ…あの仏像はそういうことなんですね… いやはや、白洲正子という方の教養のぶあつさはすさまじいですね…!!木曜日にはココアを (宝島社文庫) (日本語) 文庫 – 2019/8/6
青山 美智子 (著)
わたしたちは、知らないうちに誰かを救っている――。
川沿いを散歩する、卵焼きを作る、ココアを頼む、ネイルを落とし忘れる……。
わたしたちが起こしたなにげない出来事が繋がっていき、最後はひとりの命を救う。
小さな喫茶店「マーブル・カフェ」の一杯のココアから始まる12編の連作短編集。
読み終わった後、あなたの心も救われるやさしい物語です。
Sさんにご紹介いただいたのはこちらの連作短編集。12人の方のお話しが1人ずつ展開され、それぞれにシンボルカラーがあるそうです。一つご紹介いただいたのは、卵焼きの黄色。主人公は専業主夫をもつキャリアウーマンで、料理が超苦手。やむを得ず子供のお弁当を作らなくてはならず、卵焼きに挑戦したがぐちゃぐちゃに仕上がり途方に暮れていたが、子供は夫に「パパ、ママのつくった卵焼きは菜の花みたいなんだよ」と嬉しそうに報告した。幸せはすでに掌にあるってことに気づかせてもらえそう。みなさんのシンボルカラーはなんでしょうね~というお話に発展しました。
神様の御用人 (メディアワークス文庫) (日本語) 文庫 – 2013/12/25
浅葉なつ
野球をあきらめ、おまけに就職先まで失った萩原良彦。彼がある日突然命じられたのは、神様の願いを聞く“御用人”の役目だった。人間味溢れる日本中の神様に振り回され東奔西走する、ハートウォーミング神様物語。
ライトノベル、Sさん超おすすめだそうです! 中に登場する黄金さん(狐の神さま)の毛並みがもふもふでめっちゃ気持ちよさそうで代わりに飼っているワンちゃんをもふもふしたおしたとか。信心深くないとおっしゃるSさん、そんな自分でも関西の神社を回ってみたくなる、この神社にはどういう神さまがいるのか積極的に説明を見るようになったそうです。へえ! 神社、私にもとっつきにくい世界ですがこれを読めばだいぶハードルが下がるようなので読んでみようかな♪__
以上、2020年6月読書サークルレポートでした。
次回は7月11日土 ご興味ある方お気軽にお声がけください^^
はたぼう
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